〜SWITCH4月号より
トレンドに追従する事なく、独自の美学を突き詰めることで揺るぎない普遍性を獲得するに至った唯一無二のブランド「リックオウエンス」
一目で彼のデザインだと判別可能なオリジナリティ溢れる服を作り続けているが、そこにはブランドロゴやスローガンが登場することは一切ない。
シルエットやカラートーン、素材感や質感といったファクターの数々から、服そのものがリックオウエンスによってデザインされたものであることを明快に主張する。ロゴを駆使してマーケティング活動を発展させていく現代ファッションにおいて…
リック程のキャリアと強いデザイン力を持ち合わせた人物が、巨大企業と寄り添わないスタンスをとり続けることはかなり稀である。